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約30年間、臨床検査業界に携わり、臨床検査を始めとする医療情報が患者さんに対して、どうあるべきかを考え続けてきました。 その中での気付きは、医療の情報は、顔が見える医療の中でこそ、活かされるべきだということです。
間違いのない診断や治療を行う医師にとっては、患者さんを中心とする膨大な医療情報だけでなく、患者さんの生活習慣の情報を得られる環境が整備されていること、そして、情報を基に診断する医師間のコミュニケーションが図られていることが重要なのです。目指すべきは地域に密着した医療であり、これを実現するために、ヒトとヒトとの橋渡しが重要だと考えました。
たとえば病理診断においては、病理医の働く環境に多くの課題を抱えています。そのために多くの患者さんが質の高い医療を平等に受けられていないという現実があります。 この課題解決のために、臨床医と病理医を仲立ちする仕組み（ブリッジ）の必要性を感じたのが、当社設立のきっかけとなりました。
本事業では、病理診断をめぐるプレーヤー間のネットワーク・システムを構築し、ネットワーク連携によって病理医の働く環境の改善や、業務の効率化、取違いの無い仕組みづくりを以て、医療の質の向上を目指します。
2023年7月、新商品である『MedicalBridge』をローンチいたしました。これは検査機器と電子カルテの連携を安価で行うオンラインシステムです。これまで検査結果を画像として取り込んでいたり、手で直接入力していた医療機器との連携自動化を低コストに実現いたします。
さらに、今後のさらなる高齢化社会の到来に向けて、医療業界で我々のできることは何であるか！？
常に自問自答しながら、会社一丸となり「新しい価値創造」を向かうことを使命とし、実現可能な地域医療の発展に貢献していく所存です。
代表取締役社長 瀬戸口浩二郎